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「安全」って、「人体に無害」ということでは無いのですね。
定められた「安全基準値」があって、その範囲内であれば「安全」とする。
食品でも玩具でもなんでもそうです。
問題は、放射性物質が拡散した事故の後。
なぜ基準を緩めたのでしょう??
事故前から事故後の変化。
●水
飲用水:汚染度30倍になっていても安全に。
排 水:汚染度7倍でも安全に。
●被曝許容量
子ども:放射性線を20倍浴びても安全に。
原発作業員:2.5倍浴びてもでも安全に。
例えば、東日本大震災。
災害後、津波の想定をこれまで以上にし、対策の練り直しを行っています。
ところがどういうわけか、原発事故だけが対策による防止ではなく、「法律の基準値を汚染値に近づけ、今までダメだった物でも安全と言える」状態にしてしまいました。
「今まで、毒が10までだったら安全だよ」「それ以上は危険だよ」
と言っていた物が、事故が起き、毒を200も受けてしまった。
それならと政府が行ったのが、基準値の変更。
「毒が200までだったら安全だよ」という法律により「安全な物」としてまかり通ってしまった。
事故前の法律を実行すると危険な状態ばかりになってしまい、原発への反対が高まってしまうから。
繰り返しますが、放射性物質による汚染の基準値、事故前と比べ、はるかに今、緩くなっています。 |