脱原発さいたま市

脱原発さいたま市 活動報告


■双葉町(福島県)から避難されている方々へのボランティア
-2015年度-




日付 時間 場所 会場 活動報告
 ●第12回 温かい食事&お誕生日おめでとうプロジェクト
5月31日
(
14:30
〜17:00 
埼玉県
加須市
双葉せんだん広場 福島県内に避難されている方 4,047人
福島県外に避難されている方 2,954人
(うち埼玉県 886人)

*所在不明者:5人(うち津波による行方不明者:1人)
*死亡者:387人(うち災害関連死亡者(4月9日現在):149人)

発表:福島県双葉町 2015年6月2日現在


まだ4年。ようやく4年。



「私たちは、忘れられていっている」

その言葉をいただいた2012年。


「私は忘れません」

そう伝えた2012年。


こうして継続できるのも、カンパいただいたりご参加いただいたり、応援してくださる皆様のおかげです。

ありがとうございます。

これからも双葉町の方々のこと、よろしくお願い致します。




今回は、お茶会イベントを開催致しました。




5月末で、まさかこんなに暑くなるとは……

かき氷でも良かったかもしれません。



会場は、いつもの双葉せんだん広場。

双葉の方々が作られたNPO「タクイハート」さんが運営されている交流所です。



今回もお世話になりました。

ありがとうございました。



お茶会、ゆるゆるとスタート。

ウクレレ演奏あり、手作り煎餅、さくらんぼ、チョコシュー、新茶のプレゼントあり、また、双葉の方を思って綴られた詩の朗読あり。



この双葉の方への詩。

涙された心のプレゼントでした。

初参加された方からです。




私たちのような活動が、早く必要なくなると良いのに。

知り合って、仲良くなって、遊びに行く感覚ではあります。

会いたいから会いに行く。

それでも必要なくなってほしいのです。こういった活動は。




そうそう、今回お子さんが来ていて、ゲーム機を持って来ていました。

妖怪ウォッチ♪

知っているつもりでしたが、まだまだ知らないこといっぱい。

色々教えてもらいました。



次回の開催は秋頃になるかと思いますが、双葉の方々主催のイベントにお誘いいただきました。

次に双葉の方にお会いするのは、そのイベントかな。

楽しみです。

 ●第13回 温かい食事&お誕生日おめでとうプロジェクト
11月22日
(
13:30
〜15:00 
埼玉県
加須市
双葉せんだん広場 いつになったら、「避難者0」になるのだろう……

2015年11月1日。

あなたはこの日、どこでどんな生活をされましたか?

全6,984人の避難者の内、埼玉県内870人。
(発表/福島県双葉町)

2011年では無く、現在の最新情報です。
http://www.town.fukushima-futaba.lg.jp/4934.htm

この数は双葉町民のカウントですが、避難されているのは他の町の方も同じ。



原発事故から4年9ヶ月が経とうとしています。

私が双葉町の方々に会いに行くのは、避難所「騎西高校」の校舎で生活されていたときからのご縁です。

避難所に行ける距離に私が住んでいた。

だから支援活動を始めました。

 

昨年閉鎖されたとはいえ、双葉町が発表しているように解決したわけではありません。




私たちの活動でお世話になっているのが、こちら。

「双葉栴檀(せんだん)広場」

 

双葉町の方が運営されている交流所です。


今回は「あんみつと日本の唱歌を楽しむ会」というイベントを主催。



私たちが活動を続けられるのは、カンパくださる皆様のおかげです。

いつもありがとうございます。

今回もお預かりしているお金を使わせていただきました。



白玉、寒天、あんこは手作り。

 
 


栗とフルーツをトッピングしました。

 


甘い物だけでは……と、漬け物も準備。



集まってくださった双葉町の方と一緒に歌も。

 
 

この活動はボランティアであると共に、避難されている方とそうで無い方との架け橋作りでもあります。

原発についての私の個人的意見を押しつけるのでは無く、ボランティア参加いただいた方にこの時間から何かを感じて欲しいという活動でもあります。



2011年の震災後、東北ボランティアに何度か参加しましたが、問題になっていたのが「ボランティアとは何か?」ということです。

ボランティアする側のエゴ。

していることに酔いしれる人。

ボランティアの行動、発言は、被災されている方の心に対してのものなのか……


主催する人間として、無意識に陥ることが一番怖いです。

自分自身だけで無く、参加者にもそうした人を入れてはなりません。



今回、双葉町の方からいただいた言葉。

「知っている顔ばかり!」と笑顔でおっしゃってくださったり、「ありがとう」とおっしゃってくださったり。

今のところは、私たちの活動は大丈夫かな……と感じました。



こうした活動を必要としない状況が早く来て欲しい。



まずは被害に遭われている方々にできることを。

次に、これ以上被害者を増やさないことを。


今日は福島で生まれた子の話しや、向こうで生活されている方のお話しも伺いました。



私は私に出来ることを続けます。

あなたは、あなたが出来るときに出来ることを行ってください。
 ●餅つき大会
1月10日
(
11:00〜  埼玉県
加須市
双葉せんだん広場 避難所(廃校 旧騎西高校・2014年に閉鎖)で初めてボランティアさせていただいてから3年以上が経ちます。


見知らぬ土地の見知らぬ私たち……ほとんど会話もなく、プレゼントさせていただいた手料理を、お部屋である教室に持ち帰られた第1回(2012年)の交流会。

回を重ね、双葉の方の方からイベントに呼んでくださるようになった現在。





こうしたお付き合いに変わっていったのは、私たちの活動を、双葉町の方々のことを応援してくださる皆様のおかげです。

いつもありがとうございます。



美味しくて、たくさん食べて、笑顔が増える参加者たち。




この日、台湾からの取材がありました。

インタビューと言うことで、私たちが活動を始めたきっかけや、今も続けていることについてお話しさせていただきました。

数年前には、アメリカの大学から取材いただいたことも。



国内外とわず、原発事故で何が起きたか、今どうなっているのか、知って感じていただきたいです。

汚染という「物」の部分もありますが、それ以上に「人」について感じていただきたい。

もちろん、動植物といった「生き物全般」のことも。




読み返した2年前の新聞。



そこには「避難所での餅つき大会はこれで最後だろう。閉鎖後も、また別の場所
で町民がこうして集まれるようになればいいが…」と、あります。

双葉町民の言葉です。

まだ避難は続く。

それでも住む場所が無くなる。

交流場所が無くなる……




今またこうして集まる場所が出来たのは、本当に良かった。



●福島県内に避難
 4,054 人
●福島県外に避難
 2,916人(埼玉県865人)
●所在不明者
 5 人( うち、津波による行方不明者:1 人)
●死亡者
 450人( うち、災害関連死亡者:153 人)

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