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原発“0”を実現するには、
デモだけじゃダメ! |
原発に反対だから、デモや抗議活動に参加しています。
そして、「脱原発さいたま市」を立ちあげました、
ただ、デモを続けるだけで無くせるとは思っていません。
国は年月をかけて減らしていくと言っています。
今日無くせるとは思っていません。
しかし、国が言っているほど悠長に待つ気もありません。
先日、官邸前抗議を主催している反原発連合が、首相官邸で総理と会談しました。
どんどんステップを踏んでいます。
政治家を動かさなくては、原発はなくなりません。
日本が進めている原発の輸出計画があります。
国内での建設・運営のも莫大なお金が動きます。原発メーカーにとっても巨大プロジェクト。
投資もかなりしてきました。
その国と企業があっさり手放すはずがありません。
政治家を動かすには、より多くの国民が
「原発をなくさないなら、あなたには投票しない、政治家でいてほしくない」
と、見せる必要があります。
政治家も人間です。
顔も知らない国民よりも、知り合いの経済界の方との関係を大事にしているでしょう。
ならば、フジテレビへの抗議デモが行われた際、主張を聞かないテレビ局への抗議からスポンサーである花王への不買運動に変え、効果を出したように、政治家のスポンサーである企業への不買運動も効果があります。
自身の票が減ること、自社の売上が落ちること、それを実感させるためには、より多くの人の意志を見せなくてはなりません。
それも何度も何度も、長い期間をかけて。
官邸前抗議はこれを行い、官邸で野田さんと会談するところまで実現しました。
少なくとも政府が「無視しきれる状況ではなくなってきた」と判断したからです。
残念ながら、一番行いたい「東京電力の不買運動」ができません。
発電も送電も電力会社が独占している以上、買わざるを得ないのです。
この独占は日本くらい。
非常に遅れています。
競争の原理が働かないと成長もなく、勘違いして殿様商売になるから「独占禁止法」があるのに、電力会社は事実上の独占。
でも、電力会社の不買がダメでも、抗議運動する相手はたくさんいます。
・政治家
・政治家のスポンサー企業
・原発メーカー
・電力会社のメインバンク
政治家の事務所前で抗議するのも良いでしょう。
原発反対の議員と会って応援したり、反対の議員には話し合いに行ったりするのも良いでしょう。
囲むのは、首相だけじゃなくても良いんです。
私たちが保つ力、「一票」をフル活用しなくては。
政財界という大きな相手。
現実的に考えて、こちらも数が必要です。
「デモ」は、「ここに、あなたが声を見せられる場所がありますよ」というのを広めるためのものだと思います。
また、原発に関心が無い方たちに対して「私たちはこう考えています。あなたはどう思いますか?」という投げかけの場でもあると思います。
反対する人を増やす1つの方法だと。
「デモ」と「議員への直接行動」、このセットが大事ではないでしょうか。
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